横田崇教授に岡田賞、緊急地震速報の開発などに携わる

土木工学科の横田崇教授は一般財団法人・日本気象協会から岡田賞を授与されました。岡田賞は、気象学者であり大正から昭和にかけ中央気象台(気象庁の前身)の第4代台長を務めた故岡田武松氏の功績を記念して設けられ、気象事業に多大な貢献があった人に毎年贈られています。

横田教授は30年以上にわたる気象庁技官時代に地震火山に関する業務に携わり、この間、地震活動等総合監視システムの開発、地震津波早期検知網の構築、緊急地震速報の開発、噴火警報の運用開始など現在の気象庁の地震火山業務の根幹をなすシステム及び業務を構築し、地震火山防災事業の発展に大きく貢献したというのが表彰の理由です。

表彰式は9月28日に東京都豊島区の協会本社で行われ、繩野克彦協会会長が表彰状を贈り、功績を称えました。横田教授は「災害情報のこれまで、そして今後」と題して記念講演しました。

横田教授は前東京管区気象台長で、今春定年を迎えたのを機に、土木工学科に防災土木工学専攻が新設された本学に移り、土木工学科と地域防災研究センターで防災に関する研究・教育に取り組んでいます。また内閣府の政策参与も兼任し、国の防災政策の企画立案にも関わっています。横田教授は「受賞は大変光栄です。一緒に仕事をした仲間と喜びを共有したいと思います。これからは、工学・理学の両方の観点から、自然災害の被害を軽減するための研究、逃げ遅れることなく適切に避難ができるようになる研究などに取り組みたい。そして防災の前線で活躍できる学生を育てていきたい」と喜び、抱負を語りました。

地域防災研究センターには横田教授が開発に携わった緊急地震速報の受・配信システムが導入されており、気象庁からの地震速報を会員企業33社の96地点に配信する事業が行われています。

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表彰後、気象協会幹部らと記念撮影する横田教授(前列中央)

koho_20151009_2-thumb-708xauto-2977受賞の挨拶をする横田教授

koho_20151009_3-thumb-708xauto-2978自らが開発に携わった緊急地震速報のシステムの前で