★学防(まなぼう)ラボ設置の経緯

地域防災研究センターでは、2021年3月、地域防災研究センターの新たな研究会として、『学防(まなぼう)ラボ』を設置し、学生による防災活動を主体とした研究会として継続的に活動していくこととしました。
 この研究会設置のきっかけは、「防災をしたい」という建築学科の学生たちからのコンタクトでした。彼らは、既に、建築学科の野澤准教授の指導で、愛知工業大学の学生チャレンジプロジェクトの一つとして採択された「かまどベンチの制作」に着手していました。
 彼らが制作していた「かまどベンチ」は、その名から推察されるとおり、普段は公園等の広場で「ベンチ」として利用され、災害時等には携帯型の「かまど」として、非常食を煮炊きできる機能を持つものです。しかし、彼らの真の制作目的は、「かまどベンチ」をコミュニケーションツールの一つとして、学生たちが平時から防災を考えるようになることにありました。
 このため、防災について学ぶ場や、学生たちの手作りの「防災カフェ」や「ワークショップ」などを開催し、学生たちと一緒に防災を考えることを試行してみることとし、2020年8月から、「学生防災サークル(仮称)」として活動を始めました。そして、2021年3月からは、「学防(まなぼう)ラボ」として発展的に活動していくこととなりました。

★活動の目的とより多くの人や地域とのつながり

学防ラボの活動は、防災について、「学生が自ら考え」、「学生が主体となり行動し」、「楽しく防災力を高める」をモットーに、「地域や社会の防災力の向上に貢献する」ことを目的としています。このためは、より多くの人や地域とのつながりが重要となります。
「学防(まなぼう)ラボ」の活動は、学生が主体の研究会ですが、卒業した学生も参加できる「縦のつながり」が持てるようにしています。また、各大学との連携はもとより、各大学の学生も参加できる「横のつながり」が持てるように活動していきたいと考えています。これら、縦と横のつながりにより、より多くの人たちと、そしてより多くの地域とつながり、活動の幅が広がることを目指しています。

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