あいぼう会とは

 愛知県を含む東海地方では、近い将来東海地震や東南海地震など、巨大地震の発生が危惧されており、これに伴う甚大な被害が予測されています。 東海地方は三河、尾張を中心に自動車産業やその関連産業などが高度に集積した一大工業地域を形成しており、本地域が巨大災害による甚大な被害を被った場合、日本経済に与える影響は計り知れません。この巨大災害に対して、いかに被害を最小限にとどめ、また迅速な復旧・復興を行い、短期間で企業活動を再開できるかどうかが、企業や地域にとって重要な問題です。そのためには、平時からどの程度非常時を意識した対策を講じ、企業防災力の向上を図るかが鍵を握っています。
 
 愛知工業大学では主に緊急地震速報や実測震度情報などの地震情報の配信や、企業防災カルテの作成、GIS技術を駆使した企業防災支援GISシステムなどの技術開発を行いながら、企業防災力の向上を支援する取り組みを行っております。
 
 しかし一方で、企業自身が災害に対する自社の弱点を克服しながら、企業防災力の向上をめざす努力も必要不可欠です。そのためには、災害やその復旧に関わる様々な情報収集・事前分析能力の整備や、企業間における情報交換と相互協力体制の確立、防災訓練の実施、防災力向上のための教育機会の確保や社内体制の整備など、多くの課題をこなす必要があります。愛知工業大学地震防災コンソシアムでは、これらをサポートする一つの場として、企業防災ネットワーク「地震に強いものづくり地域の会(あいぼう会(通称))」を立ち上げ、平時における企業相互の情報交換や協力体制の確立など、三河、尾張の企業防災力の向上をめざした組織づくりを支援します。これは参加企業を主体として運営されるもので、地震防災コンソシアムは会の運営をサポートします。